1. HTMLとJavaScriptの単純構成で初めのVue.js

2020-05-05(更新日: 2020-05-05) Programming JavaScript Vue.js

はじめに

それでは早速ですが、まずはHTMLとJavaScriptを1つずつ用意して簡単なvue.jsアプリを作成してみましょう。 本稿ではプロジェクト名(アプリ名)を「Access Log Analyzer」とします。 そして、以下を前提とします。

export PROJECT_NAME="accessLogAnalyzer"
export PROJECT_DIR="${HOME}/${PROJECT_NAME}"

コマンドやファイルのパスを示すに当たって、${PROJECT_DIR}という環境変数で示すようにしますが、実行結果、ログをご紹介するときは、上記の実際の値で出力されているものを掲載しています。

1.1 ディレクトリ作成

mkdir ${PROJECT_DIR}
cd ${PROJECT_DIR}
mkdir src
mkdir public
cd public

srcディレクトリに以下の内容のindex.htmlとindex.jsを作成します。

ファイル名: index.html

<html>
<head>
<title>vue.js hello Vue! </title>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue/dist/vue.js"></script>
</head>
<body>
<div id="app">
{{ message }}
</div>
<script src="/index.js"></script>
</body>
</html>

ファイル名: index.js

var app = new Vue({
  el: '#app',
  data: {
    message: 'Hello Vue!'
  }
})

これらはpublicディレクトリに直接作成しても構いませんが、2.npmでパッケージ管理して、webpackでビルドするを念頭に、その役割を意識するために、あえてsrcディレクトリを設けています。

publicディレクトリを設けているので、もちろんソースコードから実際に稼働するpublicディレクトリへの配置が必要です。必要な作業は単なるコピーのはずですが、ここではあえてbuild.shというファイルを作成します。

cd ${PROJECT_DIR}

ファイル名: build.sh

#!/bin/bash
export PROJECT_NAME="accessLogAnalyzer"
export PROJECT_DIR="${HOME}/${PROJECT_NAME}"
cd ${PROJECT_DIR}
cp -p ./src/index.* ./public
chmod 755 ./public/*
chmod 700 build.sh

動作を確認するためにはHTTPServerが必要です。 以下のコマンドで簡易のHTTPSeverをインストールして稼働させます。

npm install -g http-server
cd ${PROJECT_DIR}/public
http-server

ブラウザで http://localhost:8080/ へアクセスしてみましょう。 どうでしょうか。以下のように見えましたでしょうか?

Hello Vue

ついでに、ブラウザにインストールした拡張(Vue.js devtools)も確認しておきます。

拡張1

拡張2

拡張3

devtoolsそのものの使い方については、また機会を改めたいと思いますが、動作していることは確認できたかと思います。

まとめ

文字通りHello Worldレベルはありますが、Vue.jsを使ってみました。

大事なことは、Vue.js自身がHTMLから読み込まれていること、そしてHTMLの中にキーワードを埋め込んで、JavaScriptのソースコードから操作できていること、この3点です。

さて、続いては2. npmでパッケージ管理して、webpackでビルドするです。 さきほどbuild.shで単なるコピーをするスクリプトを作成しましたが、これがwebpackというコマンドに変わることになります。

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